2005年8月1日刊行

利口な女狐の物語

ルドルフ・チェスノフリーデク 著
関根 日出男 訳
スタニスラフ・ロレク 画

四六判ハードカバー232頁 定価2000円(税別) ISBN 4-939058-08-5


ヤナーチェクの傑作オペラの原作として知られる
チャペックと同時代の詩人による 
チェコの国民的寓話/田園詩
オリジナル挿画全189点を収録して 
初の日本語完訳!

才覚と独立心に富んだ一頭の女狐を主人公に、彼女の遍歴と彼女をめぐる人間界、動物界の多彩なお歴々の行状を通じて、永遠の輪廻、汎神主義、自然界の美と神秘と残酷さ、庶民や動物への愛と自由への憧れ、さらには現代文明に冒された人間社会や政治への痛烈な批判と風刺を、ユーモアを交えた方言で描いた、大人のための童話です。


 

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